しのびよる足音

残酷にも、生きものでもないウイルスによって
飲食業界の在り方を根底から変えられようとしている。
ほとんどの飲食店が日銭で資金繰りをしている中、
人がその役割を大きく担っていて、関わってる人が多い中、
今回の経済ストップの影響は甚大な被害だ。
一刻も早く国が補償をするしか術がない。
手続きや申請など言ってる場合ではない。

人類の進化。自然淘汰。
ダーウィンの進化論は、環境に適応していく種こそが生き残っていくというもの。
この危機的状況は果たして淘汰なのか。
CDによって、カセットテープがなくなっていったように。
アマゾンによって、街の本屋さんがなくなっていくように。
ウイルスとの共生によって、飲食店がなくなってしまうのか。
料理を生業としてきた人は、再スタートの希望すら見えない。
隕石が落ちてくることを、誰のせいにもできないように、
ウイルスの蔓延に、やりきれない気持ちの行き場が見当たらない。

ワインの価値が、かけた時間によって決まるように、
文化の価値は、時間にしか作れない。
世界中の人々を唸らす、歴史ある日本の食文化を絶やしてはいけない。
その在り方の形こそ変わるかもしれないけど、
核としての文化はなんとしてでも継承していってほしい。
いや、他人事ではない。

失ってはじめて気づくことがあるように、
料理を心から愛している人たちが、いかに価値ある仕事をしてたかを
人々は再確認することになるだろう。
いや、まだ終わってない。

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