テイクアウトの問題点

人間にとって快適で過ごしやすい気温があるように
料理にも一番美味しくいただける状態や温度がある。
きちんと料理と向き合ってる人ならば、
美味しい状態でお客様に召し上がっていただけることを
誰もが願っているし、そこにかなりの神経を使う。
温度帯には、それぞれの好みはあるものの
状態においては、必ず一番美味しい点が存在する。
温かい麺類は、茹でたてが一番美味しいし、
アイスは冷たいからこそ美味しい。

テイクアウトは、お察しの通り
美味しい温度と状態を保つのが極めてむずかしい。
お客様がいつ食べるかもわからない。
お肉や魚などは基本冷めると身が硬くなる。
野菜はほぼ水分でできているので、
時間の経過で味が薄くなったりする。
なので、できる料理の範囲に制約がかかる。
ドレッシングで和えただけではべちゃとなるのを、
クスクスやキヌアなどに吸わせて
水分をコントロールして工夫をする。
合わせて食感や色合いなどのバランスも同時に整える。
その点で、マリネ系や揚げものなどは
テイクアウトに適してると言える。
只今ライバル店が増えていく中で、生き残るために
時間が経っても味に遜色ない料理を考え続けないといけない。
という使命感を持ちながらも、
美味しい状態と温度で食べて欲しいという願いは
どうしても捨てきれない。

※テイクアウトは和製英語で、本来は
to go (持ち帰り)だし、MEEKも to go を使ってるので
ほんとは言いたくないけど、わかりやすさのため、
あえてテイクアウトと表現してます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


前の記事

料理とデザイン

次の記事

解釈のそれぞれ