毎日のこと

だいたいの仕事が、毎日同じことの繰り返し。
朝来たら、まずオーブンを温めて
キッシュを焼く準備をする。
お米を洗う、仕込みなど次々準備をしていく。
予約の把握から、今日はどんな人が来るか
盛り付けのイメージトレーニングまで。
やりながら段取りを考えていく。
そう、料理は段取りがとても大切です。
数学の式にエレガントさを求めるように、
調理の行程にも美しさが宿っています。
自然と感覚もそこに馴染ませていく。

仕事自体は毎日同じだけれど、
日々の予約の状況や、食材や調理の仕方など
変数の指標は幅が広いから、
適切な解を見つけていくのは飽きない。
これが毎日、淡々と同じ作業ならきっと耐えられない。
例えば、毎日のようにキッシュを焼いているけど、
毎日、失敗しないかドキドキするほど集中を要する。
生地に液体を流してから、オーブンに入れるまでの
数秒、そう言えば息を止めてる。
いまだにこうしたら間違いなく成功するといった
方程式のないことが料理の醍醐味かもしれない。
たまにいやになることもあるけど、
毎日しないといけないことがある。
毎日してはじめてわかることがある。

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