人間は何でも食べる雑食性動物。
コアラはユーカリだけを食べ、パンダはササだけを食べる。
草食動物の体が草だけで、できてるのはほんとに不思議。
生き残るためには、何でも食べれた方が確実に有利。
でも先人たちは新しい食材に出会った時に、
それが食べれるものかどうかを確かめるために
命を犠牲にして、試行錯誤しながら危険に挑戦してきた。
ナマコやタコを食べようと思った勇気がすごい。
これからは昆虫食に注目が集まっている。
そこには危険のリスクを乗り越えたからこそ成し得た
生存のための軌跡で、その恩恵があって、
今あるバラエティの富んだ食事を楽しむことができている。
人間は調理をするという手段を得たことも大きい。
煮たり、焼いたり、漬けたり、混ぜたり。
結果的に調理をすることで、消化吸収がよくなり、
効率よく短時間でエネルギーを摂取できるようになり
体も丈夫になり、脳も発達させたと言われています。
多大なリスクを負い、挑戦し続けたからこそ
人類がここまでの発展を遂げてきたということでもある。
皮肉にも、豊富な食材からエネルギーの摂りすぎで
現代の肥満や糖尿病になるリスクを高めているのは、
適量を知ることに教訓を得ないといけません。
ちなみに調理したものを食べれば、
どんな生きものでも体は大きくなるそうです。
リスクを負い挑戦した分だけ、返ってくるものは大きい。
もちろんその分、不安と怖さはつきまとう。
時に失敗をして死ぬことがあるかもしれない。
でも動かないことには、何も始まらないのは
人類の歴史からも垣間見える普遍の真理です。