見えない影響

食もファッションと同じように流行がある。

つまりそれは情報を消費してるということ。

ほとんどの流行を仕掛けているのは企業の思惑で、

自社の商品を売るために企画やイベントをして、

影響力のある大物タレントに宣伝してもらい、

社会的ムーブメントを起こそうという戦略のはず。

人気があるから好き、売れてるから買うという人たちの、

好循環サイクルがやがて流行になっていく。

時代の変化の早さと共に、

流行の移り変わりもどんどん早くなっていく。

今なら、パンケーキからタピオカから台湾系の料理まで。

失くなっていくものもあれば、続くものまで。

さすがにもう世界中がインターネットで繋がったから

斬新で新しいものは出尽くした感がある。

あとは原点回帰や再構築を繰り返すのみなのか。

そう考えると、意外に自分の好みもほんとは

自分で決めているのではなくて、

流行を生み出す時代やメディアに操作されてるのか。

決して強制的に動かされてるわけではないけど、

少なからず誰しもが影響を受けている。

思い出してみると、若い頃はテレビで料理の鉄人や

ビストロSMAPが放送されていて、自分では影響を

受けたとは思ってないけど、時代はそういう流れだった。

トレンディドラマのような人生や恋愛に憧れたり、

将来の仕事を選ぶきっかけになったり。

時代やメディアには、人々の思想や指標をつくり

その後の人生をも決めてしまう大きな責任があると思った。

ほんとの意味で個人の意思は尊重されているのか。

多くの人の人生はメディアに左右されているかもしれない。

関連記事

  1. 本気を忘れないように

  2. 思いの効用

  3. 売れること愛されること

  4. 説明できない

  5. 消えてなくなる

  6. 風の時代