納得と過程と柔軟さ

プロだから優れてるとは限らないと思うんです。

これからは。

優劣を判断するのは、社会や周りの人で、

自分がその行動に納得してるかどうかが大切です。

プロに至るまでは、もちろん努力が必要だし大変だけど、

苦悩を抱え、何かを目指して向上してる過程こそが、

一番楽しくて、美しいものであると思うんです。

恋愛でも、付き合うまでの過程がドキドキするように。

プロの技術は、先人が時間をかけて築いてきたもので、

磨かれた基礎は普遍的で、限りなく正解に近いけど、

既存の枠にはまりすぎると、思考が固まってしまう。

こうでないといけないと思い込んでしまう。

ある意味それは偏りが生まれてしまうといこと。

でも柔軟さを身につけることは、とてもむずかしい。

人間の成功体験は往々にして、保守的になりがちだから。

新しいものを生み出すには、枠や型にはまっていては

何も始まらない。もちろん尊重すべきプロフェショナルは

たくさんある。否定してるわけではないです。

時代と共に変わっていく価値観が、

ゆるく移行していたものが、早くサイクルになったため、

同じ世代でも価値観の違いが生まれてきている。

親世代である昭和と現代のギャップに確執も起きやすい。

今は個人の自由度が高まってきているので、

子供の世代へは、自分の成功体験を押し付けるのではなく、

相手のアイデンティティを尊重した上で、

サポートしてあげるくらいがちょうどいいのではないかと

思うわけです。偏りのない柔軟さが活きやすいように、

社会や周りがもっと寛容になればいいな思っています。

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