言葉であらわせないもの

たくさんの応援の言葉に励まされる毎日です。

ご支援とご理解を本当にありがとうございます。

性格も価値観も解釈も人それぞれで、

ひとつとして同じものがない中で、

類は友を呼ぶ、という言葉があるように、

自然と似たもの同士が集まるようにできている。

光も音も振動で対象に届き伝わっていく。

それと同じように、人の心も振動であると思っている。

想いを届けるとか、気持ちを伝えるとか

波長が合うとか、相性とか居心地がいいとかの類い。

ラジオのように、人にもそれぞれ周波数があって、

似たような波の人たちが共感したり共鳴したりする。

友達や恋愛や仕事仲間や、お店につくお客さんも

そんな感じで互いに引き合っていく。

それはうまく言葉で表現できないもので、

逆に無理に言葉にしなくてもいいものだと思う。

言葉というのは、人間がコミニュケーションをするために

便宜上作ったもので、ひとつの単語では的確に表せない

ほどに人間の感情のレイヤーは幾層にも重なっている。

育った環境や教わった人によって、言葉の概念は

正確にみんな同じだとは限らないはず。

リンゴはリンゴでしかないけど、

愛や幸福の解釈は多様で、つかみどころのないもの。

だからなんとなく好きとか、なんとなく感じるとか、

という心が震えるものについては大事にしたい。

相手に対して同じ影響や振動を与えようと思ったら、

前提として、まず自分が心からそう思ってないといけない。

届けたい想いも、伝えたい気持ちも、嘘偽りなく、

言葉に当てはめるよりも前に、思ってないといけない。

よく思考は現実化するとか言うように、

祈りとか、願いとか、信じるとかの効果は大きい。

その思いを伝える方法としての芸術は存在するけど、

言葉という手段が一番伝わりやすい。

日々、言葉と向き合っているけど、

表現や相手の心を動かすというのは、本当にむずかしい。

それでもやっぱりいい言葉はいただいてうれしくなれる。

それ以上に、お客様の思いが届いているのも確かです。

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