意思を育てる

過去の体験が今に与える影響は大きい。

よく3歳くらいまでにはある程度、

その後の人格形成が決まるというけど、言い得て妙だ。

親のようにはなりたくないと思っていても、

人生を俯瞰して見ると、親と同じような道のりを

歩んでいるような気さえする。

自分自身も親として子供にいい影響を与えれてるのか、

教育に正解はないけど、もっとこうしたら

よかったのかと思う時はたまにある。

生まれる場所は選べないし、与えられた環境の中で、

どう自分を確立していくか。

人間の行動心理などを勉強していると、

自分で物事を決めていると思ってるようで、

実は、意外と環境や思い込みや錯覚によって、

人生を決められているということを知る。

本当の意味で意思というのは曖昧で、つかみどころがない。

わりと感受性が強い方なので、

よく感動するし、余計に気を使ったりもする。

日常ではない場所に足を踏み入れると、

いろんな情報が飛び込んできて、時に疲れることも

あるけど、刺激もたくさん受ける。

生きてるうちに世界のすべてを知ることはできない。

でも、知れるだけ知りたいと思う。

飽き性なのか、好奇心が旺盛なのか、

新しいことを知るたびに感動する。

今まで狭い世界で生きてきたんだなあと思う。

たくさん知った方が選択肢が確実に広がる。

これは仮説に過ぎないけど、

自分の意思を育てるには、自分の人生を選ぶには、

どれだけ移動するかで決まるのかもしれない。

もちろん能動的に、積極的に世界を見ないと、

捉え方、感じ方が変わってくる。

安心したいけど、安定が欲しいけど、

ゆっくり眠りたいけど、怖いけど、

自分で選ぶために、足を動かそう。

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