よろこびの声

自分で作った本が届いた。

時間もかかった。

費用もかかった。

脳に負荷もかかった。

出来上がりを手に取るとやっぱり感慨ひとしお。

何度もめくり、何度も触れる。

あらためて見ると満足のいかなかった部分も

見えてくるけど、もうできてしまってるから

なかったことにしよう。

だれに何を言われようと、これでいい。

自己満足かもしれないけど、これでいい。

利益がどうこうよりも、

評価がどうこうよりも、

行動して形にしたことがいい経験になった。

自信にもなったし、今後の実績にもなる。

費やした時間が資産になる感覚がいい。

料理は食べたらなくなるけど、

本は読んでもなくならない。

自分の作品が物質として残ることにそわそわする。

レシピ本という程をとりながらも、

さりげなく語らせてもらっている。

レシピ本でなければ手にとってくれないだろうから。

次の活動に向けての通過点でありイニシエーション。

遠くにも届く、未来にも届く。

思想は時間を超えて伝播する。

関連記事

  1. どんな気持ちになってもらいたいか

  2. 文化の違い

  3. 生産性向上は善なのか(質問回答編#7)

  4. 料理人のセカンドキャリア

  5. 消費社会とマーケティング

  6. 最後の挑戦