これからの選ぶ基準

最近、買い物をする時の選ぶ基準が

変わりつつあるなあと感じる。

安くていいものを選ぶというよりも、

その商品がどんな思いを大事にしているか。

わかりやすいのは地球環境のためで、

SDGsなどは顕著にその象徴になっている。

洋服なども環境に配慮するものが増えてきた。

食の分野でもトレーサビリティなどの動きは随分前から

始まっていて、コーヒーやチョコレートの品質は上がり、

多くが生産者まで見えるようになってきた。

食べるものは特に体内に取り入れるものなので、

もっと繊細になっても良さそうなのに、

ジャンクフードや、添加物に対する意識は

まだまだ低いような印象を受ける。

でも、いよいよ地球の資源も限られてきたことで、

企業レベルで環境に対する取り組みをしていることが

大前提となりつつある社会になってきた。

世界全体が豊かになり品質に違いがなくなり、

同じような値段で買えるようになってきて、

商品の背景が良い行いをしていることでしか、

差がつけれなくなってきている。

またテクノロジーの進化も追い風になっているし、

履歴などがデータ化されることによって、

ごまかしがきかなくなってくる。

今まさに価値観の転換点を迎えていて、

この勢いはもっと加速していくだろう。

信頼がデータ化されるのもそう遠くない未来で、

より倫理的な活動が求めらてくる。

そしてそのことは今まで物事に対して真面目に、

取り組んできた人にとって、形勢は有利に働く。

商品と作り手が近いほど、何を大事にしているかは

ダイレクトに伝わりやすい。

これからは大きいよりも小さい方がきっと強くなる。

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