自由への欲求

昭和って言葉がなんだかもう古くさい。

価値観のアップデートする速度がどんどん早くなっていく。

何を信じて生きていけばいいのか。

昔なら宗教や国家が指し示す方向に進んでいけば、

それを頼りにある程度の生活ができていた。

現代社会はその指標がとても曖昧になってる気がする。

親子の価値観の乖離が軋轢を生んだり、

終身雇用制度の崩壊や、会社の寿命も短くなってきて、

ひとつだけの価値観だけで人生を終えることが

むずかしくなってきた時代にいる。

安心や安定を国や会社や何かに依存するのではなく、

自分の力で見つけないといけなくなってきた。

自分にとって大切にしたい価値や欲求とは何なのか。

選択肢がたくさんありすぎることの弊害もあるけど、

選べる自由があることは今の時代の大きな恩恵だ。

個人の活躍できる幅が広がるようになり、

世界の境界は溶け始めている。

フリーランスも今後もっと増えていくだろう。

結婚して子供を生んで家を買って会社を勤め上げるのは、

もはやひとつの時代の社会的価値観に過ぎない。

それと幸福は決してイコールではないはず。

いかに自分が幸せだと思える価値観を早い段階で

見つけれるかどうかで目的までの手段も変わってくる。

大事にしたい価値観が自分の軸にあることで、

変化にも対応できるから、とる行動にも精度が増す。

価値感とはとても曖昧で抽象的な概念だけど、

物質的に豊かで恵まれた今、目に見えない

内在的な部分の充実こそが幸せなのではないか。

物を買うことで満たす欲は、買ったその時が一番楽しい。

欲望にはキリがないから物は増えていく一方なので、

様々な社会問題も引き起こされてるのが現実だ。

だから持続可能な欲求に投資をしていく方が

未来がより生きやすくなると思う。

関連記事

  1. 長い目で見ることの大切さ

  2. 読書の秋というか

  3. 全集中の時

  4. 小さな社会

  5. なにも速ければいいってものではない

  6. やさしすぎるのはよくない