今さらホームページをやる意味

お店をオープンして3年と9ヶ月。
当初からインスタグラムとフェイスブックのSNSを使っていたので、
正直、ホームページの必要性を感じなかった。
だって情報発信ツールとしてはどちらも似たようなものだから。

でも、最近になってようやく気付いたのは、
帰る場所というか、落ち着く場所というか、居場所がないような、
心の中を濁らせている感覚で、目の前を情報がただただものすごく早いスピードで通り過ぎていく。
フォロワーの数や、いいねの数で評価が数値化されて、
承認欲求を満たし、評価されることがほんとに正解なのかと、自分に問いかけるようになった。
今の時代、多くの人が答えのない表層的な世界の中にいることだけは確かだ。

ホームページは、ネットの中に建てた自分の家のようなもの。
なにものも通していない自分だけの場所。
早すぎる世間の波にさらわれるのではなく、スローメディアとしてのこの場所で、
ゆっくり色んな物事について深く考えていきたい。

関連記事

  1. わかるとうれしい

  2. 時間の使い方

  3. 名前のない料理

  4. ゆっくりでしか進めない

  5. 美味しいの奥にあるもの

  6. 第三者として