優しさとは想像力

自分のした行為が優しいと思われるには相手が必要で、
相手がその行為をどう受け取るかにかかっている。
何をしたら相手がよろこぶかを知っておかないといけない。
困ってる時に助けてあげるとか、プレゼントを贈るとかは
誰でもわかる定番の優しさで、
相手が望んでることに気付いてあげるとか、
困っていることに察知してあげるとか、配慮に関しては
想像力が欠かせないと思う。
同じ行為でも、相手によっては受け取り方が違うから
それぞれの人にカスタマイズされた優しさを用意しないといけない。
偽善という行為も、いくら自分にポイントが入っていようが
どうしたら相手がよろこぶかを知ってるということは、
行動してる分、優しさに含まれるのではないか。
どれだけ相手に思いを馳せるか、想像できるかで
やっぱり優しさの度合いが変わってきます。

今回の新型コロナウイルスの件で、
想像しないといけないのは、いくら自粛をしろとはいえ
日本の現状で言えば、まだまだ大勢の命を繋ぐために
仕事をしている人がいるということ。
仕事をしないといけない人がいるということ。
自分たちの仕事がなくなって大変だとか、補償のことを考えるよりも前に
ほんとうの意味で経済を動かしている人たちに感謝をし、敬意を払いたい。
医療関係や物流関係、末端で販売してるコンビニやスーパーで働いてる人、
同じ危険な状況の中でがんばっている。
そのためにできることと言えば、
不要不急な外出はもちろん、不要不急な買い物で物流の仕事を増やさずに
相手の仕事を減らすように考えてあげる想像力を持ち合わせないといけないくらい
危機意識を高めないと厳しい状況だと感じています。
だれかの犠牲の上に生かされていることをもっと想像しないといけない。

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