同じものを見ても人によって感じ方はそれぞれ。
同じ人でも体験した年齢によって感じ方は変わる。
何をいいと感じるか。
本や映画、音楽、アートなど芸術的な分野において、
その受け取り方はセンスと呼ばれたりする。
センスという言葉は色んなところで使われる。
ファッション、アート、デザイン、文章や料理など。
センスがいい、って表現はどこか感覚的で言語化がむずかしい。
そのセンスを説明するにあたって、
一番腑に落ちた言葉は、
センスとは知識の量を最適化すること、だと
言ってる人がいてその通りだと思った。
得た知識の中から、
その対象となるものにうまく当てはまりそうものを選ぶ能力。
その知識の幅が広い方が、選択肢が増え最適化しやすい。
なので人それぞれ持ってる知識の量で受け取り方は変わるし、
年齢を重ねると知識が増えるので、合点がいく。
結局のところ量がすべてだ。
いい質を選ぶことや感じることに
辿り着くまでに必要なプロセスは量でしかない。
それには時間もたくさん使わないといけない。
センスを磨きたいのであれば、量をこなし
ひとつひとつ自分が何を感じたか記録も大切。
自分の思考を言葉にする作業は、
よりセンスを高めてくれると思っています。
その変換できる言葉そのものを知ることも大切。
こんな時代だからこそ、
あらためて読み書きする基礎的な能力が
人類の営みには欠かせないことだと痛感している今日この頃です。