予測の外の予測

もう20年も前から外食産業の市場規模は
下降をたどる一方で、お弁当やお惣菜などの
中食産業は緩やかに上昇しつつあった。
外食産業の衰退に少子化が拍車をかける。
料理の仕事をずっと続けていたけど、
レストランやカフェなど、
外食という形のお店をすることへの
憧れがあまりなかった。
データの背景があったからかもしれない。
ウイルスの蔓延など、予測できるはずもなかったけれど
結果的に、中食産業がこの状況下で有利になってる。

もともと、お店自体も小さいし設備的にも
限界があるから、人を使うことは考えていなかった。
デリバリーをするにあたって、
アルバイトを使ってみたけど、採算が合わなかった。
店舗展開にも興味がない。
飲食店として一人でどこまでできるかに興味がある。
利益を最大化させるために工夫をする。
当たり前になってる習慣や環境やシステムを疑う。
スケールするより、いかに付加価値を高めれるか。
ヨーロッパ的な考え方なんだと思う。
結果的に、店舗を複数持ってることも、人を雇ってることも
この状況下では、とても不利になってる。

これからの時代は価値の在り方が大きく変わる。
都市や地方、エンターテイメントとしての外食、集中から疎へ。
お客様がお店を選ぶのではなくて、
お店がお客様を選ぶようになってくると予測します。
あくまでも個人的な意見です。



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