自己嫌悪という種

人生はなかなか思うようにいかない。
営業をしていて時に、自己嫌悪に陥る。
これでよかったのか、
もっとこうすればよかったとか。
お声がけにしても、盛り付けにしても、
味のバランスにしても。
満足してもらえただろうか。
心を動かせただろうか。
毎日とる幾多の食事の中で、
印象を残すためには、記憶に残るには
何をすればいいかを考える。
予約というハードルの高い約束を守るために
緊張感はさらに高まる。
そして時間との闘いは避けられない。
なにがなんでも間に合わせないといけないし、
余裕がありすぎてもパフォーマンスが落ちる。
時間の配分には神経を使う。
予定通りスムーズにいけば気持ちがいいし
自己肯定感を得られる。
うまくいかない時は、すごく反省をする。
そのお客様に次のチャンスがあるなら
必ず挽回しようと思う。
火のないところに煙は立たないように、
自己嫌悪のないところに成長はない。
結果論だけど、だれかに迷惑をかけずに
生きるなんて不可能だ。
奮闘しながらも、なんとか生きようとする。
その方が美しいとさえ思う。

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