近い将来に世界人口は現在の77億人から、
2050年には、97億人になると予測されている。
人が多くなると、食料もその分必要なのは明白。
現在地球上には、豚が10億頭、牛が15億頭、
鶏が5000億羽も家畜化されている。
それに対して、ライオンが4万頭、象が50万頭。
この圧倒的な差は、もはや人間が動物を
生きものとしてではなく、食肉、牛乳、卵を生産する
機械として進化させているということ。
それでも実態は、供給の方が上回っていて
家畜の成長を早くするために、抗生物質やビタミン剤を
使って、ありえないスピードで体を大きく育てる。
育てるにも土地や水や飼料など膨大なエネルギーが必要。
今ですらお手上げ状態なのに、人口が急増すれば、
食肉の希少価値は高まり、値段は確実に上がっていきそう。
そんな現実を懸念し、世界は食の問題をテクノロジーで
解決しようと、盛んに動いている。
植物性プロテインや、培養肉や昆虫食、
火を通せば卵になるような液体もできている。
まだまだ抵抗しかないけど、食べるものがないなら
受け入れないといけない日が、いずれやって来る。
現在の加工食品や冷凍技術は、健康にも気をつかって
体に害のないものができているのに、
どうしても罪悪感を感じてしまうのは、
思い込みの強さのせいもあると思う。
今は情報の精度が曖昧になってきてるけど、
まずは耳を傾け知ることが大切で、その上で
自分のスタイルを確立できたらいいですよね。
何事も知っておいて損をすることはない。