今までの人生で何か選択に迫られた時は、
わりと直感を頼りにしてきた方です。
直感は(夢も)突然降ってくるようなイメージですが、
自分が経験したことや、理解できる範囲のロジックが
組み合わさったもので、うまく言語化ができてないだけ。
説明できないけど、何となくいいと思う感覚は、
理にかなってるし、それを信じてきたことに後悔もない。
思考のスピードに言葉が追いついてないだけ。
そもそも考えることも言葉を知らないことには、
適切な表現に当てはめることもできないし、
自分は何となく理解してても、
相手に正しく伝えることができない。
すごい、とか、やばい、とか、エモい、とか
最近はざっくりした表現が盛んに使われてる。
便利な言葉だけど、なにがどうすごいのかわからない。
特に日本語は、細かい表現方法がたくさんあって、
語感や響きもよく、綺麗で美しいから、
知らずにいるのは、どこかもったないような気がする。
でも時代はYouTubeなどの動画が旺盛していて、
若者は文字や言葉に触れる機会が少なくなってるので、
微妙な表現方法は、徐々に収斂していくことでしょう。
とても残念なことです。
言葉によって人類は進化してきたのに、
言葉を失うことによって退化していくのかもしれません。
言葉も音符のようなものであって、
幾通りもの組み合わせで、ひとつのメロディーになるのだから、
自分を表現できる一番身近な存在として大切に扱いたい。