人はだれしも1日のうち、2、3回は食事をする。
1食1食を大切にしてる人は稀だと思う。
みんな何かしら忙しいから、時間もあまりないし、
なによりこだわりすぎると出費も大きい。
だれだって毎食美味しいものを食べたいと願っているはず。
世の中にまずいものはそんなにないけど、
あまり質素になりすぎると、心が寂しくなってしまう。
食べるという行為は、一番身近にある
幸せを感じれる瞬間なので、疎かにしてほしくない。
日本は外食といえば、家族という単位ですることが多く、
ファミレスや大手チェーン店がひしめいてるのは、
きっとそういう文化が原因なのかもしれない。
フランスでの外食は、夫婦や恋人という単位を
大事にしていて、子供を預けてでも、
レストランで食事をするという文化を大事にしている。
国が違うのだから、文化も違って当たり前だけど、
そんな風景が素敵だと思ってしまうのは気のせいでもない。
モノを増やし体裁を整え、見栄えのためにお金を使うのは
その瞬間の喜びは大きいけど、消費して終わってしまう。
反対に、時間や体験にお金を使うと、
食べたら消えてなくなるように、
物質的には何も残らないけど、投資になるし、
その思い出は記憶に蓄積され、未来に活きていく。
今までよりも少し多い頻度で、
大切な人とゆっくりレストランで食事をするような
時間をつくると、きっと人生は有意義なものになりますよ。