センスという言葉を説明するのはむずかしい。
語源もそのままで感じるとか感覚という類いのもの。
センスがいいとか悪いとか、実際に表現する時も、
なんとなく感覚で使っていたりする。
よく言語化されていて腑に落ちるのは、
知識と経験の中から物事を最適化する能力。
たしかに。
その場に一番適したアクションを選んでいるということ。
知識と経験の選択肢をたくさん持っているということ。
でもその前に思うこともある。
そもそもセンスがいいものを見て、
センスがいいと思えないことには思考が始まらない。
物事を見る注意力と、感じようとする意識も必要だと思う。
急にできることでもないから、普段いろんな物事に対して、
アンテナを張っておく姿勢も大事。
いろんな技術にセンスという言葉が使われるけど、
一番わかりやすいのは、ファッションセンス。
見た目は決して侮れない。
ファッションセンスのいい人は、他のセンスも大概いい。
何を見て何をいいと思い、何をよくないと思うか。
同じ景色があっても感じ方は人それぞれ。
その基準を作るためにも、
たくさんの知識と経験は必要だけど、
それは良質なものでないと効率が悪くなってしまう。
小さいうちから、そんな訓練ができると、
先の見えない未来においても通用するような、
ひとつの軸として有効であるように思いました。