本来、美しいもの

夕焼けも、澄んだ夜空も、綺麗に輝く月も、

何も着飾らずにそこにあるだけで美しい。

学習するでもない生まれ持った美意識は、

人間にもともと備わっているもので、

進化の過程で見出した黄金比は、

歴史ある建造物から現在のカード類まで、

いたるところに利用されているくらいに。

ところが現在は、物理的に自然との距離も遠くなり、

目の前は液晶画面ばかり、雑踏や雑音にもまみれ、

本来そこにあるはずの美しさを忘れてるかもしれません。

(そういえば光のある職場に憧れて公園前を選んでいた)

ほんとはありのままでいいものを、周りの目線を気にして、

自分の意思とは違う意見に同調したり、

何者かになるために演じてみたり、多くの人が

歪んだ常識に捉われているような気がします。

持ち家のローンや生命保険は、本当に必要なものなのか。

固定観念が人生を窮屈にしてるようにも思います。

少なからず人間は周りの影響を受けるもの、

澱んだ空気感に慣れてしまっていては、

自分を見失ってしまうのも仕方なかったりする。

気づかない小さな生き苦しさが溜まっていったりする。

でも発散の方法を見誤ってはいけない。

だれしもが自然と同じように在るというだけで、

本来、美しいものであるはずだから。

関連記事

  1. 心も体もテイクオフ

  2. 美味しさの伝え方

  3. デバイスとしてのお店

  4. やさしすぎるのはよくない

  5. 曖昧な境界線

  6. 偶然の出会い