ご多分に洩れず、鬼滅の刃の映画を観てきた。
すでに漫画でストーリーは知ってるのに、臨場感や音楽や
動きが重なると、心が動いてしまう。
あの深さ、ほんとに子供たちに伝わってるのかな。
でも物語というのはフィクション、虚構でしかないけど、
核となる真実がメッセージとして届けることができる。
ドキュメンタリーは現実であり事実だけど、
物語からわかる真実とは少しニュアンスが違う。
物語に感情の起伏をもたせて、観客を引き込んでいく。
人の心をつかむ技術を駆使して、
作者はメッセージを、真実をたくさんの人に伝える。
ものづくりは芸術性が高い。
料理もそれなりに物語があって、全員ではないけど、
作り手は自分の思いを表現しようとする。
作品として表に出るのは味と見た目だけど、
そこに至るまでのプロセスは立派なアートだと思う。
食べたらなくなってしまう儚さ。
見た目にも美しく、五感を使って味わう。
料理は人間の真実が詰まった立派な物語。
もっとたくさんの人に伝わればいいのに。