生まれてはじめて、息子と二人でご飯に行った。
来年の春から大学生。
何を目標にしてるのか、どんな心境かを聞きたくて。
自分の18歳の頃とは、時代も環境も大きく変わっている。
アドバイスをするのにも慎重になる。
価値観を押し付けるようなことはしたくない。
二十歳前後はまだ大人にもなりきれず、多感な時期。
この時期をいかに過ごすかで、将来の指針に影響を及ぼす。
大学にかかるコストだけで見ると、確かにコスパは最悪で、
世相的にも大学側は生徒を集めようと必死なのが分かる。
でも大学生である期間は、なにも授業だけではなく、
バイトをしたり、仲間を作って遊んだり、恋愛をしたり、
色んな体験ができる場所でもある。
さほど縛られてないから、自分のペースで物事を考えたり
できるし、将来のビジョンも醸成できる。
そもそも高校生の段階で、やりたいことを見つけるのは
経験が浅いからむずかしい。まして正解や安定のない
不確実な時代に、否が応でも突入している。
そんな中でも、ひとつ確実に言えることは、
今ある時間が将来の役に立ってるか、度々立ち止まって
考えること。投資の視点を持つことが大切。
何かを選択するときにも、その視点があるといい。
時間はだれしもに有限であり、与えられた時間を
どう過ごすかで将来に大きな差となって表れるから、
自己投資は大切だよ、と息子に伝えた。