人は言葉があるからコミニュケーションがとれる。
そうして人類史は現代まで紡がれきた。
昔に比べたら新しい言葉がどんどん生まれている。
何かの状態や事象を表現するのに言葉は必要で、
言葉の意味を統一することで、頭が整理しやすくなり、
相手にも説明しやすくなる。
だからまず前提として言葉を知らないことには、
頭で感覚的に考えたことを、適切な表現に当てはめたり
整理もできないから、相手に説明もできない。
赤ちゃんは自分の表現したいことが、うまく言葉で
説明できず、泣くという行為でしか表現できない。
思春期や反抗期も、脳はすでに成熟してるのに、
適切な言葉を知らないため、うまく伝えることができず
行き場のない怒りに変わったりする。
そうして相手を傷つけてこそ、言葉を覚えるようになり
人に優しくなっていくのだけれど。
今は何でもネットで調べたら、すぐに答えの出る環境に
いるから、深く覚えるようなことをしなくなった。
だからしっかり言葉を身につけてないため、
表現が稚拙になり、SNSではリテラシーの低い会話が
飛び交い、互いを傷つけ合っているような気がする。
言葉は知れば知るほど表現の選択肢が増えるし、
物事を多面的に見れるようになるから、感情も制御できる。
逆に言葉を知らないと、短絡的な思考と思い込みで、
相手との齟齬が生じるし、時に怒りを生んでしまう。
たくさんの言葉を知り語彙力を高めることは、
より良い生き方にもつながっていく。