キッチンのスペースがどんどん狭くなってきている。
すでに最初からキッチンがない物件もあるとか。
世界的に食生活のスタイルは必然的に変わってきていて、
身近なところでもそれは実感する。
料理を作らない人が増えてきているし、
家族が集まって食事をするという風景も少なくなってきた。
忙しさゆえか他の活動や娯楽の付属的な行為になり、
本来、会話のある食事としての形式は風化しつつある。
孤食という言葉が危機感を示しているように、
共働き世帯も増えて、スマホやタブレットを片手に
一人で食事をしていては、
コミュニケーション能力やマナーも育たない。
社交の場としての食事も消えつつある。
現実よりもSNSなどで食の話題が身近なのは、
バーチャルな共有だけで、分かち合った気分になって
じゅうぶんに満足してるからかもしれません。
10年後には、家庭の食卓はフードデリバリーが
主流になっているんだとか。
デリバリーはまだまだ体に良くないイメージがあるけど、
そういうのはすぐに改善されていくでしょう。
ほんものの味を知らない、美味しいがわからない、
食べれればなんでもいい、栄養さえ取れればいい、
という考え方になっていくんでしょうか。
今の子供たちがそんな環境で育ったならば、
大人になっても、それが当たり前になっていくんだろうな。
今までの流れを見ても、今後の食事の概念は
どうあがいても大きく変わっていきそうです。
食事の消滅と、家族の崩壊は相関していると言われている
ので、次は家族の在り方にその影響が及ぶことに。