この時期、料理を盛り付ける容器や資材をたくさん使う。
年末ゆえ運送業界も大変だろうと思い、
余裕を持って発注したにもかかわらず、
今日必要な分のものが今日到着予定だと聞いていた。
一昨日くらいから、その事情がわかっていて、
何時に到着するのか確認しても、わからないという回答。
こちらも無理を言ってるのはわかっているけど、
未確定要素が多すぎて、ずっと冷や冷やしていた。
そして今はやるべき準備も多くて、
そんなことを考えてる心の余裕もない。
お客様は最後のクリスマス料理を楽しみにしてくれている。
盛り付ける器がないというのは致命的なミスになる。
別の方法として、お昼と夜の予約の間に少し時間の余裕が
あって、京都の実店舗に欲しい商品があるのは
知っていたので、そこに買いに行こうかギリギリまで
悩んでいた。他の準備や盛り付ける時間を考えると、
できれば行きたくないし、ダブった分が無駄になる。
最悪、間に合うように届かなかった時の言い訳を
考えながら、ひたすら作業をしながら祈っていた。
そうしていると、配送業者から電話があって
予約の準備までには到着するというお知らせがあった。
ほっとしてる場合ではないけど、ほっと胸をなでおろす。
実は今回のことに限らず、こういうことがよくある。
望んでそうしてるわけではないけど、
間に合うか間に合わないかのせめぎ合いに、
今までどれだけ神経を使ったことか。
余裕を持って準備しておくというのが得意ではない。
予約のご来店に合わせた料理提供も、爆量の注文も、
いつもギリギリで冷や冷やしながら間に合わせてきた。
できれば無駄な神経は使いたくないけど、
これからもきっと、いろんなことをギリギリに
間に合わせるような人生なんだと思えて仕方ない。
もはや変な自信さえついている。