自分の人生に満足してる人はどれくらいいるのだろう。
きっと満足して充実させるために、
たくさんの困難を乗り越えて前に進んできた。
人間はだれしも不完全で弱い生きもの。
だからこそ助け合って支えあって生きている。
そうして綺麗な言葉なんて、いくらでも並べられる。
でもどしようもなく、苦しい時や、悲しい時や
つらい時が、人生の局面で不意におとずれる。
それが一方的に向こうからやってきて、
自分に選ぶ余地がないものなら、なおさら心が痛む。
人間の感情は、論理で説明できる範囲を
優に超えてくるほど、制御できない時がある。
周りが見えなくなり、自分をも見失い、
だれも信じられなくなったりする。
周りからのアドバイスも、応援も、励ましも、
なにひとつ耳に入ってこない。
意味を求め、因果関係を探るのはいいけど、
心が沈んでいる時は、過去の悪い事とリンクしてしまい
重く大きくのしかかってくる。
何も悪くないのに、自分を否定する事だけは避けたい。
時間が解決してくれるとか言うけど、
そんな時に限って、時計の針は遅く進むもの。
でも、
人はどれだけ机に向かって勉強していようが、
身を持って行動して体験してみない事には、
自分の血肉とならないのは世界の真実だ。
経験こそが美しい。
傷ついた分だけ優しくなれる。
苦しんだ分だけ優しくなれる。
悲しんだ分だけ優しくなれる。
人にも世界にも。
心を動かした分だけ、人生が豊かになると信じてる。
つらいことをつらいとわかったことがしゅうかく。
その先にはぜったいに美しい世界が広がっている。