物事をジャンルやカテゴリーで分類するのは、
わかりやすく説明できるようにするため。
飲食業界の中の飲食店であり、
その中のパスタ屋さんと言ったところ。
ところが今に始まったことではないけど、
クリスマスも御節も恵方巻もカレーもしてきた。
最近では和のお弁当に、ちらし寿司。
もはや何屋さんなのか言葉で説明できない域にきてる。
よく知ってくれてるお客様はいいけど、
初めて知る人には、もしかしたら倦厭されるかもしれない。
でも、これはこれでおもしろいなあと思っていて、
小さいからこそできることだし、
今までの実績が評価されていることでもあるし、
何よりお客様が次は何だろうと
楽しみにしてくれているのが、本当にありがたい。
もしかしたら数年後には、何屋さんかわからないお店が
溢れているのではないかと予想すらしている。
美術館で企画展が行われるように、
料理というカテゴリーの中、企画というニュアンスで、
提供されるものが変わっていくように。
賛否両論はあるかもしれない、
都合がいいと言われるかもしれない、
でも、サービスの本質は相手に喜んでもらうこと。
状況が状況なだけに、
テイクアウトでしかご利用いただけない人、
あえて日にちを指定することで、
ご来店のきっかけになっている人、
少なからずお客様のお役に立てている実感が持てる。
それに普段営業しているだけでは会えない人にも会える。
どこまでできるかは今のところわからないけど、
何か新しいことを始めることでしか得られない学びが、
そこにあることがおもしろい。