オンラインが主流になったことで、
偶然の出会いがなくなったと言われている。
パーソナライズされた情報がダイレクトに届き、
効率や合理的なことが優先されていく。
確かに興味をそそるものばかりおすすめしてくれるけど、
意外性のある出会いは失われつつある。
テレビやラジオで急に気になってしまう情報や、
雑談から生まれる新しいアイデアは、
いっけん無駄なものにも見るけど、
感覚や感性が動いた証拠に他ならない。
目的地までたどり着くことが目標の、
高速道路から見える景色と、
歩いて見える景色では気づきも違ってくる。
オンラインが高速道路とするなら、
オフラインである実店舗経営は歩いてる状態で、
無駄で効率が悪くて時間もかかる。
どちらかが正解ということではなくて、
自分に合っている方を選べばいいですけど、
オフラインは混ざるところがおもしろい。
飲食店にかかわらずお店という場所には、
いろんな職種の人がそれぞれに集まる。
この機会というのはとても貴重なもので、
お店側はいろんな情報が集まることで、
偶発性が生まれリアルな現場感を味わうことができる。
でも否が応でも時代はオンラインに移行していき、
人間にとって大事な肌感覚そのもの自体の
受け取り方が変わってくるかもしれない。
これからの価値観がどう変遷していくのか楽しみ。
オフラインの感覚の方がいいに決まってるけど。