自分たちの業界の危機について書かれた本が、
とても示唆の深い内容だったので記録として。
世界的なパンデミックで実店舗ビジネスが窮地に
立たされているのはご存知のとおりで、
オンラインショップへの流れはもはや避けられない。
国力を上回るほどの財力を持つ巨大IT企業が、
世の中をどんどん便利にしていく。
かろうじて既得権を守ってる銀行や保険業界も、
Amazonに参入されたら歯が立たない。
街の本屋さんのように目をつけられたら終わる。
富が一部に集まり格差は広がるばかり。
もう受け入れるしか選択はない。
バーチャル空間で買い物ができるようになれば、
ショッピングモールもいらなくなる。
現にアメリカでは閉店が相次いでいる。
パーソナルデータがあれば服の試着すらしなくても、
自分に合った服が届くというではないか。
実際にものを買うという行為がなくなり、
デジタルデータを買うという価値観にもなってきている。
だからといって実店舗ビジネスが完全に
なくなるわけではなく、生き残り方を提示してくれる。
いろんな方法がある中で共通しているのは、
いかに顧客体験をしてもらえるかということ。
人の魅力であったり、エンターテイメント性であったり。
コロナ前の世界に戻れると思って、今まで通り
何も考えずに営業していたら確実に淘汰されていく。
インターネットは常に新しいことを提案してくる。
期待値が高まることに慣れてしまった消費者が、
実店舗にも目新しさを求めてくるようになれば、
よりいっそう新しさを設計し続けないといけない。
自分のお店が答えとして選ばれるためには、
どんな問いを立てたらいいのかを考えていく。
自分の価値観に合うお店は?
自分のことを理解してくれるお店は?など。
それは独自のポジションを築いていくということ。
まとまりのない要約だけど、
お店をされてる方にはおすすめの一冊です。
街の本屋さんで買う方が応援になるので、
ぼくはAmazonで本は買いません。