動物にとっての幸せ

昔リスを飼ってたことがあるのですが、

いつもこう思ってたんです。

一日中ずっと一匹だけでゲージの中にいて幸せなのかと。

もちろん幸せを感じれる脳を持ち合わせていないとは

思うけれど、環境の変化でストレスを感じることは

あると思うので、幸せとはストレスがない状態だと

言えるのかもしれない。

動物園の動物や、人間に飼われるペットたち、

いろんな見方はあるけれど、

命が共生している感覚や、癒し効果があることは

あくまでも人間にとって都合のいいことです。

例えば犬や猫が人間のことを本当にどう思っているのかは、

わかるよしもありません。

飼い主によって考え方はまちまちでしょうし、

プロのトレーナーでも考え方はきっと違うでしょう。

服従させておく方がいいのか、

ある程度、人に寄り添う方がいいのか。

同じ人間でも男性と女性では幸せを感じる瞬間が

違うと思えるので、同じ動物でも種類によって

きっと違ってくるのでしょう。

結局、人間も動物も、あらゆる生命には

絶対的な幸せなんて存在しないと思うのです。

では何が幸せを決める要素なのかと考えると、

やっぱり環境が大きく占めるのではないか、

という考えに辿り着きます。

生後すぐにゲージの中という環境でずっと過ごしていたら

それはそれで幸せなことなんでしょう。

いや、幸せという概念すら生まれないでしょう。

環境が変わることでエネルギーを使い、比べることを知り

現状をジャッジすることができるようになります。

幸か不幸か人間は環境の変化が多い場所にいるので、

史上最高に悩ましい生きものなのです。

でも地球というゲージの中にいて騒いでるだけなので、

宇宙や銀河から見たらぜんぜんましなのかもしれません。

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