クレームに対しての考察

このレビューをした人はきっと直接面と向かってこのようなことは言えない。
車を運転すると人が変わってしまう人がいるように、守られているものがあるとつい気が大きくなるのが人間の心理なんだろう。
匿名性というネットのフィルターに守られた発言は対象の相手を攻撃しやすくする。
普段デリバリーはしてないので、これが誰かは特定できてしまうのだが。
ノイジーマイノリティだとわかっていても、やっぱりネガティブなことを言われると傷つくのも人間の心理。
多くの飲食店のオーナーさんは、ネットの評価をあえて見ないようにしている。
一度目にするだけでもネガティブな言葉は長らく頭の中で反芻してしまうもの。
Googleさんにこのレビューの削除依頼をしてみたけど、ポリシーに対する違反はない、と却下された。
ネガティブなレビューほど、役に立ったという他の賛同が得られているのも不思議な現象。
たった一人の個人の主観であるはずなのに、他の人がネガティブな言葉を見ると、その意見に偏り認知バイアスがかかってしまうのは危険だなあと思う。
それほどまでにネガティブな言葉のエネルギーは強力だ。

書かれた文面に対して考察をするならば、味付けがきつく揚げ物が多いことは心当たりはあり、とても反省した。
正直なところお客様が食べる時間や体調にもよるのだけど。
このような声はクレームからしか聞けなかったりするから、これに関しては次に活かすしかない。
コンセプトをひとつのお弁当だけで表現するのはむずかしいと思う。
それにこだわりの素材をうりにはしているわけではない。
そもそもの前提条件を勝手に履き違えられていれば、いくらでも結果は悪いものになりうる。
こちらとしてもリピートしてほしくない。
楽しみの度合いは人によるものだけど、評判が一人歩きして期待値が上がってることで生まれる乖離でもある。
ある意味これは喜ばしいことなんだろう。
アンチが出てくるのは成長している証であるとも言えるから、ここはポジティブに。
いまいち、は余計なお世話だ。

疲れていたのだろうか、そんな時もある。
書いて忘れてよく寝よう。

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