レンズをかえて

リベラルアーツが今の時代に必要だと言われている。
一般教養と訳されるけど、抽象的でわかりにくい。
ぼくの解釈では、主に哲学、アート、歴史、宗教、道徳や倫理が重要だということ。
どれも答えのない問いかけばかり。
国によっても時代によっても正解はひとつではない。
ひるがえってこれからやってくるのは、あいまいで不確実な時代。
いまだに正解を導きだす教育がされていることに日本の危うさを感じてる人は多い。
染みついた当たり前をいかに疑えるか。
常識や思い込みにとらわれないためのリベラルアーツ。
自由になるための技術、とあるように学ぶ姿勢がないと身につかない。

人ならだれしも環境に慣れていくもので、自分の見えてる世界が正解だと思いがち。
その偏りが異質なものを排除することで対立が生まれる。
戦争から夫婦喧嘩まで、問題の種はすぐそばに潜んでいたり。
とはいえ頭ではわかっていても人間である以上、感情が優先されるためどうにもならない時はある。
視野が狭い時はどうしても選択肢を見失う。
自身の経験からも、今の世界情勢を見ても、差し迫った問題が目の前にあると判断力が鈍ってしまうのだ。
そうならないためにもリベラルアーツは欠かせない。
視野を広くしてくれるし、視座を高くしてくれる。
この本を読んでいたおかげで、昨日のクレームも心的負荷を軽減できた気がする。

ジェンダーレス、ダイバーシティの重要性が叫ばれているように、自分のいる世界が正解だという思い込みから解放され、みんなで混ざり合うことが大事なのだ。
リベラルアーツを養うためには、人と会うこと、読書をすること、旅をすること、が有効だと書いてある。
どれもまずは動いてみること、立ち止まっていては何も始まらない。
レンズをかえて世界を覗けばいいことはたくさん見つかる。

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