時間は買える

話題になっているディズニーランドの有料ファストパスの賛否両論。
これは待ち時間がお金で買えるということ。
個人的には払える人は払えばいいし、払わない人は何も言わずに待ち時間も楽しめばいいと思っている。
所得格差は広がっていく一方なので、同じような事例は今後も増えていくと予想される。
少し想像力をはたらかせてみるならば、高いお金を払ってくれる人がいることで一般の人が手頃な料金設定になっているサービスはすでにたくさんあったりする。
飛行機やホテルなど、料金を一律同じにするなら経営が持続するための平均値が高くなってしまい、一般の人が利用しにくくなる料金設定になってしまう。
なのでシステムとしては理にかなっていて、富の再分配が自然と行われている。
有料ファストパスをたたくのは、ホテルの高い部屋をたたいているのと同じことのように思う。
だから払ってくれる人に感謝するのが最適解なのでは。

この手の問題の対立は、時間とお金、どちらを優先としているかの思考の違いなのでどこまでいっても相容れない。
時間はお金で買える。
洗濯乾燥機、お掃除ロボット、食器洗い機などがあることで、費やす時間と労力を短縮して未来にお金が生まれる生産活動がその間にできるという考え方。
タクシーも家事代行もベビーシッターも同じようなことで、楽をしているより投資をしているという捉え方だからより将来のお金が増えるのだと思う。
そうなれたらうれしいけど、すべての時間を買うのではなくて何を大事にするかは人それぞれであっていい。

例えばひと月のお給料が20万円で生活費が20万円かかるとしたら、20万円払えば仕事をひと月休んで自由な時間を買うことができる。
20万円の自己投資で将来がそれ以上になるなら休む価値はあるし、もう今の仕事を辞めてもいいかもしれない。
どの時間を買うかの見極めが人生の勝敗を分けるのではないでしょうか。

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