考えさせられた出来事

有名人や芸能人ってつくづく大変な職業だなあと思う。
生きてる時間すべての立ち振る舞いに注意を払わないといけないし、消費者に求められるような像を(ある程度)演じないといけない。
たくさんの人に感動や勇気を与えることのできる影響力はとても素晴らしいことだけど、その分思いもよらない言葉が届いたりして、相当なメンタルでないとやっていけない業界だと認識している。
メディアによって作られていく商品としての自分、コンテンツとして消費される自分、本当の自分とはいったいなんだろう。
幼い頃からそんな環境にいたらそれが当たり前の世界になっていくし、立ち止まって考える余裕もないくらいに多忙な世界だと想像がつく。
BTSの活動休止のニュースを見て、個人的にいろいろと考えさせられた。
決してやらされていたわけではないと思うけど、事務所や大衆に求められるがままに期待に応えていくと、本当の自分を見失ってしまう恐れはあると思う。
嵐の前例にもあるように、行き過ぎた消費社会の在り方に対するアンチテーゼとして時代の行き先を象徴するような出来事だった。
トップアイドルグループが決断していることにとても意味があるような気がしてならない。
子供のぎっしり詰まった習い事のスケジュールは、本当に子供自身が望んでいることだろうか。

商品が溢れ、広告で溢れ、煽動されるように消費を促されて、他者からの評価を気にしたライフスタイルを手に入れていく現代社会に違和感をおぼえる。
もっと視座を上げて先の社会にとっていいことを考える想像力を養っていきたいと思った。
評論家でも何者でもない個人の意見として流しておいてください。

関連記事

  1. 悲しみの余波

  2. 体験のあと

  3. 得より徳

  4. 利他について

  5. 作ってもらう料理

  6. 蓄積されていくもの