ビジネス書には「なんとか思考」という本がたくさんある
懐疑的なこともあってビジネスビジネスした本は、普段あまり手に取らないのだけど、自分の好きな人たちがよく勧めていたので読んでみた。
前から知っていけど素通りしていた「エッセンシャル思考」という本。
要するにその名の通り、本質を見極める考え方が書いてある。
結論、とてもいい内容で特に今の時代には大事なことだと思えた。
情報もやることもたくさん溢れている現代社会、本当に自分の人生にとって大切なものは何かと問いかけてくれる。
スマホに代表されるように、おそらく多くの人があまり意味のないことに時間を費やしている。
人の興味を惹きつけるような上手に深層心理を利用したコンテンツは、いかにユーザーの可処分時間を奪うかを競い合っている。
広告をたくさん表示させた方が儲かるという経済合理性が余計に加速していく。
まずは自分がどうなってたいか、どんな人生を歩んでいたいか。
そのゴールさえ明確に定まっていたら、情報の取捨選択は容易にできるはず。
選択や決断はとてもエネルギーと勇気がいる。
捨てること、諦めること、減らすこと、断ること、どれも長く関わっているほど思い入れが強くなってしまいなかなか手放すことが難しくなってくる。
世の中は意外とシンプルにできている。
何かを得たら何かを捨てないといけないトレードオフの関係は宇宙の真理とさえ思う。
多くのことにエネルギーが分散しているより、ひとつのことに集中する方がパフォーマンスが上がるのは明らか。
いろいろとやりたいことがあって好奇心は尽きないのだけど、欲張っていては何の成果も残せない可能性がある。
本当に自分のとって大事なことを見極めて、選択と集中をしていこうと身が引き締まった。