子供の心、大人の心

子供の頃に見ていた世界、新しい発見や新しい感動を大人になると忘れていく。

単純に“はじめて”を過ぎると次からは経験済みになって新しさはどんどん減っていく。

そして忘れるというか知らず知らずのうちに、社会の常識やルールに慣れるのが良くも悪くも人の習性なので仕方のないこと。

気付かぬうちに馴染むこともあれば、どうにもできなくて諦めてしまうこともあれば、理不尽に打ちのめされることもあれば、責任や守るものが増えて優先度が入れ替わっていくこともあって、どうにもこうにも生きてるだけで子供の頃の心の透明度は次第に濁っていく。

そんなイメージで心を捉えていたりする。

子供の心。

純粋さ、直感、好奇心、怖いもの知らず、真っ直ぐ。

人を好きか嫌いかで判別するようになったのは確か10歳を越えたあたりから。

大人の心。

損得、計画、打算的、忖度、権威性、影響力、必要な嘘。

それらの武器をいかにうまく使ってゲームルールを攻略していくか。

中には純粋な心を保っておきたい人、保つことしかできない人たちが必ずいる。

そのような人たちはおそらく社会ではマイノリティに分類される。

でもその領域にこそ深い愛が存在しているような気がしてならない。

聞こえのいい言葉かもしれないけど、きれいごとかもしれないけど、社会でうまくいかないということは、その愛を信じているという行為のあらわれだと思う。

誰が悪いということではなく、みんな等しくそういうシステムの中に生きているというだけのこと。

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