界隈系コミュニティに思うこと

よくイベント出店などで同じようなお店が軒を連ねているのを目にする。

いつものメンバーで何やら賑やかに楽しくやる感じ。

そういう空気が苦手だ。

オープン当初はそのような輪に入らないと生き残っていけないと思い、積極的に参加していたけど、やっぱり性に合わなかった。

なんとなくヒエラルキーができていて、みんなが無理なく自然と合わせていく様子が異質に思えた。

でも社会とはきっとそういうものだ。

どこまでも人脈やコネクションがものをいう。

「つながり」や「絆」みたいな言葉で成り立っている。

人間関係において信頼は欠かせない。

接点が多ければ多いほど、行為の量が多ければ多いほど、仲良しになれる。

そこで新しい発想も生まれるだろう。

紹介が紹介を呼び、結局は似た人ばかりが集まっていく。

そういう世界であることを否定しない。

自分も決まって出店するイベントがある。

いつも誘っていただく好意に気持ちが乗っかる。

外から見たら、いつも出ている仲良しコミュニティだと思われても仕方ない。

そこに悪気はなく、自然と生まれた行為なので、立場が変わっても違和感はない。

誰かにとって苦手だと思われているかもしれない。

ただコミュニティが大きくなってくるとイメージや考えが固定されていくので、中に入り辛くなることがあるように思う。

どうしても外部の人に対して排他的になってしまうコミュニティの性質があるように思う。

自分の好みに合った楽しみのために参加することはいいことだけど、つながりを目的として参加する人はどこかいけすかない。

そんなことを言ってても自然とコミュニティは生まれていく。

それぞれの特色をもって界隈系コミュニティが形成されていく。

自分に嘘をついて無理をするのはよくない。

なんとなく人間性の裏が垣間見えるとき、その相手に幻滅する。

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