カフェ文化の今

最近マクドナルドが立て替えをしてまで店舗をリニューアルしているのをよく目にする。

スッキリした外観のデザインに、子供が遊べるスペースやセルフオーダーシステムなど、電源ももちろん自由に使えて、昔みたいにいわゆるファーストフード店のような安っぽさがなくなってきているように感じる。

外食業界でトップを走るマクドナルド、その戦略や変遷を見ていると時代のトレンドもある程度見えてくる。

お客様のニーズにうまく応えることはトップクラスだと思うし。

ママが子供連れでも行きやすい店舗設計、ワンランク上のコーヒーやスイーツ、モバイルオーダーやデリバリーなど便利なテクノロジー技術の導入、店内を見渡しみても老若男女と年齢層も幅広く、一人で勉強したり仕事をしている人もたくさんいる。

これらの特性はどれも今で言うところの「カフェ」を目指していると予想する。

カフェという言葉は、喫茶店とはまた違って、もっと複合的な要素を包括している。

ただコーヒーを飲むだけではなくて、スイーツや軽食も楽しめて、勉強や仕事もできて、スターバックスが謳っているサードプレイス的なニュアンスが含まれている。

落ち着く場所、癒される場所、空間の広がりとデザイン性の高い設えが居心地よくさせるのだろう。

それに働き方も変わってきている。

リモートワークやフリーランスも増えてきている時代、パソコンひとつで仕事ができてしまうのだから。

きっと無理して集団に合わせなくていいという社会の寛容さから、家庭や職場にうまく馴染めない人もカフェに多くいるような気がする。

文化はそうして誰が意図したわけでもなく、社会背景の影響を受けて変遷していく。

ストレスフルな社会から逃れる場所として、テクノロジーの進歩で変わってきた働き方もそう、コーヒーという飲みものの市民権と品質向上ももちろん起因しているだろう。

それにカフェで過ごしている自分、がカッコよかったりオシャレだったりするから、みんながカフェで過ごす時間はこれからもっと増えると思う。

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