最近はマルシェやマーケットと呼ばれるイベントがあちこちで開催されている。
行政が主催しているものもあれば、個人店が仲間を集めてやっているものもあって、街の活性化にとってとてもいい取り組みだと思う。
小さなイベントを発案し主催するのは、だいたいにおいてお金儲けではなく、街を盛り上げたい、もっといいものを知ってほしいという情熱で駆動しているので、主催者さんの気持ちにはほとほと感心する。
お客さんの立場では、イベントのある風景をどのように捉えているのだろう。
個人的に前もって楽しみにして行くことがないので実感をともなわないけど、家の近所でやってるなら顔を出してみようかくらいの印象だろうか。
スケジュールやタイミングの問題でもあるけど、距離の問題は意外と人の行動を左右している。
よっぽど好きなお店や人に会いたいという動機でなければ、わざわざ遠くまで行かないほどに最近はイベントの情報が多すぎるような気もする。
出店者の立場としては、屋外イベントは天候の心配こそあれ、集客と宣伝効果があるのでメリットは大きい。
同業者と挨拶ができるのも忙しい飲食の人にはいい機会になる。
デメリットは、たくさん用意しないといけない大変さと、作ったのはいいけどそれが売れなくて捨ててしまう可能性があること。
数を読むのがとてもむずかしいのは今まで散々経験してきた。
お店の営業を不定期に休んで出店することも、いつものお客さんの信頼を失ってしまうことがある。
とはいえ、お店を手放したのだからイベント的に出店しないとお客さんに利用してもらえないから積極的に動いて行きたい所存だけど、今までうまくいくときもあれば大きく予想を外してロスになることもあったので、イベント出店は出れば売れるというものでもないからどうしても慎重にならざるをえない。
結局はいかに認知度を上げ、お客さんに興味を持ってもらい、購入につなげるか。
商売をしている以上、集客の問題はどうしても付き纏ってくる。
小さな街の小さなお店にもビジネスセンスが欠かせない。