親身になって相手の話を聞ける人はそう多くないように思う。
現代はメールで簡単にやりとりができるので、面と向かって話すには時間が足りなすぎるし、腹を割って話すような環境も整っていない。
やっぱりあらゆる関係性にはコミュニケーションが欠かせない。
言語ではないコミュニケーションもいろいろあるけど、直接会って言葉のやりとりをするのがベストな方法のような気がする。
それでも時代は等しく多忙な人が多く、自分の言いたいことを言えなくなっていないだろうか。
考えを言葉にする間もなく日々のタスクに追われているのではないだろうか。
寂しさや、やり場のない気持ちを話せる相手がいるといないでは生きやすさも変わってきそうだ。
コロナ禍でそんなことを考えてた。
これからカウンセリングを望む人が増えるのではと。
いくら社会的に成功しているような人でも突然姿を消すことがあるように、心の問題は人間にとって重要なこと。
心に貧富の差はなく、いかに豊かでいられるかは自分次第なところがある。
世間体やステータスの優劣ではなく、いかに他者と比べずに自分の世界観を保てるか。
日々の小さな変化にどう気づいていくかが幸せの輪郭を作っていく。
自分の価値観に近い人と話せるのは心の居場所になる。
価値観の違う人と話すのも発見があって刺激になるけれど、普段の生活で落ち着いて話ができるのはやっぱり自分に似ている人だろう。
自分の話を聞いてくれる人は大事にしないといけない。
尚且つ相手の話にもきちんと耳を傾けないといけない。
一にも二にも話をするにも話を聴くにも、やっぱり時間の余裕から生まれるものだと思う。
忙しさを美徳とする価値観はそろそろ終わってもいいと思っている。