見えない世界

完成された料理を見てどんな風にできているかはある程度想像ができる。

スマホをはじめ最近のテクノロジー技術は一般の人には想像できない代物だ。

タッチ決済、IoT、スマートなんとかと呼ばれるものなど、どのような仕組みでそうなっているのか想像すらできないことが、これからもっと増えていく。

手の動きだけで直感的にデバイスが操作できたり、物が宙に浮いたり、タイムマシンだって猫型ロボットだってできるかもしれない。

人間が認識できる世界には限りがある。

それを超えてしまえばまるで魔法のように見えるだろう。

実際に2次元に生きている生物からすれば、3次元に生きる人間の存在は認識できていない。

宇宙はもっと多次元であることがわかっている。

突如空間に物体が現れては消える、時間を行き来する、そんなことが理論上では可能だ。

映画「インターステラー」の世界のように。

 

人間の能力で認識できないこと、目には見えない世界を考えるとき、よく思うのが「想い」や「気持ち」や「情熱」といった感情にまつわるあれこれのこと。

誰かが喜んでいるとき、怒っているとき、表情や仕草といった目に見えるもので判断しているけれど、実際に相手を見ていなくても雰囲気や空気感で伝わることはないだろうか。

お店の雰囲気、職場の空気感、和やかなとき、ピリピリしているとき、中には鈍感な人もいるけれど何となくわかってしまうのは、きっとその信号が外に漏れ出ているから。

目に見えない光や音が振動なのだから、伝わるもの、届くもののカテゴリーで言えば想いや気持ちもそうであっておかしくはない。

例えばスポーツチームが勝利するとき、組織の業績がいいとき、みんなが一丸となって目標に向かってまとまっていることが多い。

内部でいざこざがあるときにいい結果は残せない。

リーダーの指揮の取り方、モチベーションのマネージメント、結局のところ感情のエネルギーの出し方が技術よりも重要であると思わずにはいられない。

もちろん個人にも当てはまる。

好きな人を思う気持ち、夢に向かって邁進するひたむきさ、真剣や本気は数値化できないけれど確実に何かの形でこの世界に表出している。

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