人生の悲哀

人はいつか死ぬ。

どれだけ名誉や業績を残してもいつかは死ぬ。

何者でもない平凡な人生だとしてもいつかは死ぬ。

死ぬまでに何を成したいか。

別に何か成さなくてもいい。

自分が自分の人生に満足できているかがとても大事だと思う。

悔いがなくいつ死んでもいいと思えるくらいに。

 

ほっといても長生きしてしまう時代。

他の人の助けを必要としてまで生きる意味はあるのだろうか。

知りたいことはたくさんある。

やってみたいこともたくさんある。

できないことができるようになったとき。

わからないことがわかるようになったとき。

世界の全部はわからないけれど興味関心の対象があることは幸せなこと。

 

気分の浮き沈みは歳を重ねると平坦になってくる。

いろんな経験を経て学んだことが積み重なっていくから。

嫌なことがあって嫌な感情になっている時間がもったいない。

限られた時間はできるだけ楽しいことに使いたい。

理性をある程度コントロールできることが大人の特権だと思う。

理性と知性と意味付けは人間だけの特権だと思う。

もっとうまく使えるようになりたい。

 

歴史を見るとどんなに栄華を極めてもいつかは滅んでしまう。

それなのに大切なことを忘れてまで上を目指すのもまた人間の宿命。

人類史はそんな繰り返しで成り立っている。

いつ何が起こるかわからないし誰にも未来なんてコントロールできない。

戦争だって天災だって数秒後に起こってもおかしくはない。

いつ終わりがきてもいいように満足はできているけれど。

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