自己受容の大切さ

男と女の関係は複雑だ。

論理ではなく感覚だけでもなく、相性や環境などその組み合わせやパターンは果てしない。

基本的に男女が対になることをゴールとしている生きものだけど、それも社会の有り様によって絶対的な正解だと言えなくなっている。

基本に立ち返らずとも男女が協力することで互いの能力を補完し合えるので、きっと結果的に都合がよく生存に適しているのだろう。

だから互いに異性を求め合う。

手に入れる方法を、続けていく方法を、幸せになる方法をみんな知りたがるから、恋愛、結婚、愛、のように脚色されたロマンスは永遠のコンテンツにもなっている。

 

男と女は同じ人間なのに意思の疎通がとてもむずかしい。

よく狩りをするとか、共同体を作るとか、が男女の性質であり本能のように語られるけれど、連綿と歴史的背景から続いてきた男女差別もまたその男女の違いに大きく寄与していると思う。

社会の在り方や親の教育で男女共に心の傷具合も変遷している。

現代の男女関係は何かしらの寂しさや欠乏を埋めるために一緒になっているとも言える。

でもそれでは根本的な解決にはなっておらず、結局のところ自分が自分をありのまま受け入れることが大切だと腑に落ちた。

きっと自分のことを好きな人は少ないからそうなるのだろう。

コンプレックス、劣等感、それらを誰しもが容姿や学歴やキャリアで抱えているのではないだろうか。

まずは自分が幸せになること、自分を受け入れること、自分に自信を持つことから自己受容ははじまる。

それができてこそ異性と愛を育むことができる。

どちらか一方ではなく互いの成熟度も大事かもしれない。

美味しい料理をお客さまに食べていただくことも、まずは自分の心が曇りなく満たされてないといけない。

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