お店をしていないとめっきりスマホを見ることが減った。
今までは常に情報発信やお客様とのやりとりには気を配り、できるだけすぐに対応できるように心がけていた。
だから最新の情報をあまりよく知らない。
そして何ひとつ困っていない。
むしろ余白があって心地よかったりする。
今さら始まったことでもないけど、現代は情報が多過ぎる。
しかし消費者にモノやサービスを買ってもらうことが仕事の宿命なので、世界人口が増えている以上、広告や宣伝が増えるのは仕方ないとも言える。
時代の必然と言えばそれまでだけど、インプットばかりしていると他の人と比べたり、幸福のハードルが上がったりと、無駄に心が疲れてしまう。
というか、そもそも人間がそんなにたくさんの情報を処理できるようにできていない。
にもかかわらず、今この瞬間も次々と煽るように新しい情報は発信されている。
学校の勉強から始まり、仕事で覚えること、家のやらないといけないこと、将来に対しての備え、人生を通してインプットしないこともまた多過ぎる。
食べたり飲んだりすると排泄をするように、情報のインプットも何かしらのアウトプットとして外に出さないと、身体の原理として、自然の摂理としてよくないに決まってる。
困ったことにアウトプットすることはあまり誰も教えてくれない。
モノを捨てたり、人間関係を整理したり、何かを作ったり、表現したり。
きっと不安や恐怖がそういう行為を抑制する。
周りの評価なんてどうだっていい。
なにより自分にとって本当に大事なこと必要なものを知ること。
そのためにも休んだり、一人の時間を作ったり、旅に出たりと、自分と正面から向き合うことが優先だと思う。