職業によって勉強が必要な仕事とそうでない仕事があると思う。
情報系やトレンドがあるような仕事なら、勤務時間外も常にアンテナを張ってないといけないし、単純労働の仕事ならプライベートとのオンオフがある程度明確に分けれる。
そもそも勉強という言葉はやらされるものではなく、自発的に興味関心を持って物事を追求する、と定義するならば、仕事のやりがいや充実度なんてものはその分野の勉強がしたいかどうかで決まってくるのではないだろうか。
でも自分が勉強したいことで仕事を見つけるのは簡単なことではない。
その知識なり技術が消費者に求められないことには需要と供給のバランスがうまくマッチングしない。
それしか考えれない、それしかできることがない、が仕事として成り立っている人は本当に幸せだと思う。
まさに天職というやつだ。
日本人は特に大人になると勉強をしないと言われている。
これは学生の頃のいい点数を取るための勉強ではなく、先の定義に基づくようなニュアンスだと思う。
自然とエネルギーが湧くこと、せずにはいられないこと、四六時中ずっと考えていること。
それらは趣味とはまた少し違うような気がする。
なぜなら趣味は一部においてメディアに操作されている部分があると思うから。
カフェ巡り、推し活、ファッション、観光地への旅行、ネームバリューだけの展示会などの類いは、時代の潮流が反映されていてなんとなく本質的に見えない。
それこそが文化だと言われればそれまでだけど。
勉強がしたくなり夢中になれることを見つけようなんて風潮があるけれど、トレンドに左右されずに本質的であるならば無理やり探して見つかるようなものでもない。
同じように仕事の適職を見つけることも同義だろう。
勉強したいことで収入を得て仕事にするのもむずかしい。
そこに辿り着くまでの過程で、宣伝や集客やマーケティングなどの経済合理性の大気圏を突破しないといけないから。
長く料理を仕事にしてきたけれど、勉強したい分野かと問われればNOと答えるだろう。