アイデアは役に立たない

ふとしたときにひらめくアイデア。

いいアイデアに出会えたらワクワクする。

自分だけが思いついたような感覚。

でも知らないだけですでに世の中にあるものの方が多い。

有象無象のアイデアはほとんどが役に立たない。

というか世の中に通用するようなアイデアに昇華させるには高度な技術がいると思う。

 

アイデアを思いつくことは誰でもできる。

そのアイデアを形にすることがとてもむずかしい。

いいアイデアかどうかは本質的に重要ではなくて、結局のところ実行力がすべてではないだろうか。

何をやるかは問題ではない。

他にも、やり方、続けること、工夫、軌道修正というように、自分のアイデアに熱量を込めて、過度に執着して、考えに考え抜いて、退路を断つくらいの心意気がないと結果は実らない。

いろんな経験をしてきて切実にそう思う。

 

広い公園の側にお弁当屋があったら需要があるのでは。

なんてアイデアは誰でも思いつくようなもの。

それを形にすることはできたけど、蓋を開けてみればそう思うようにはいかなかった。

いい季節、行楽日和なんて一年のうちでもごくわずか。

単価の安い仕事は消耗しがち。

一人でできることの質や量を見誤ったのは無知でしかない。

今から思うと未熟な過去の自分がもっぱら恥ずかしい。

それでもいろんなやり方で工夫をして軌道修正をして、それなりに続けてきたことでブランディングはできたように思う。

いろんなことを犠牲にもしてきたけれど。

 

いいアイデアは常に降りてくる。

その度にワクワクしてすぐに実行したくなる。

他の人のいいアイデアに触れたときも、それを思いついたことにすごいと感じる。

羨ましくなり、敬意さえ払う。

日々の中のアイデアに触れるそんな瞬間が好きだ。

でもアイデアはしっかり見極めないといけない。

ほとんどが役に立たないから。

思いつきで実行してはいけない。

そんな学びを得たのも過去の自分のおかげ。

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