ふわふわ、もちもち、とろとろ、といった表現は、どれも食べもののやわらかさを強調していて商品名にもよく使われている。
食欲をそそるような仕掛けで購買意欲を掻き立てる企業の戦略はもう見え透いている。
でもそんな誘惑にはそそられない。
なぜならやわらかい食べものがそんなに好きじゃないから。
口の中でとろける、みたいな謳い文句もあるけれど、もったいないからそんなに早くなくならないでほしいと思う。
パスタはアルデンテ、うどんならこし、ごはんもかため、総じてパリパリ、ザクザク、といったかたさを表す食感の方が好みだ。
はじめはかため、後からふわふわ、みたいな唐揚げやトンカツやパイ生地のシュークリームはうまいことできてるけど例外としておこう。
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偏見かもしれないけれど、かたい食べものよりもやわらかい食べものの方が好きな人は多い気がしている。
歴史を見ても昔に比べてやわらかい食べものが増えている。
現代人の顎が弱くなったのか、空気的にやわらかいライフスタイルが好まれているからなのか。
お肉の煮込み、タコや鮑など、かたい食感のものをやわらかく調理すると喜ばれる。
噛みきれないほどのかたさはダメだけど、噛むことによって生まれる旨みは最低限残しておいてほしい。
口の中でとろけるよりも咀嚼するおいしさがあると思う。
でもそれは単なる“かため派”の主張にすぎないのかもしれない。
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派閥争いをするつもりはないけれど、かたいのとやわらかいの、どっちの方が好きかは人によってあるのではないだろうか。
だとしたらパスタのアルデンテやうどんのこしは正解だと思っていたけれど好みの問題なのか。
いやそれならイタリアンも讃岐うどんも全国でこんなに流行っていない。
かたいからこそおいしい食べもの、やわらかいからこそおいしい食べもの、がそれぞれに存在しているのだ。
最近はやわらかい食べもの勢に押されてる気がするので、どうかかたい食べものがこの世からなくならないでほしいと願う。


