便利な世の中。
人間は便利を求めて頭をひねり発明をして、
自然を犠牲にしてでも、快適な世界を手に入れてきた。
今後も限りなく便利な世の中になっていくでしょう。
コンビニエンスストア、直訳すると便利なお店。
何かにつけてアップデートし、便利に拍車をかけてくる。
あえて食に関して言うならば、
お惣菜からスイーツまで、味の探求がされていて
そこに人間味はないものの、マスに届くような
広告やメッセージ、デザインなどの戦略は
一流であることを否めない。
最近のローソンのPB商品のデザインはいけている。
いくら添加物が入っていようが、
便利で安くて美味しければ、どうしても選びたくなる。
時間もお金も節約しようと外回りの人たちは
駐車場の車の中で一人ランチをする。
そんな光景もよく見る。
しっかり栄養のあるものを食べて欲しいと思いつつも
世相を考えると、悲しいけど致し方ないのかもしれない。
飲食業界にとっても、コンビニ業界は見えない敵で
便利がもっと加速して、食事をコンビニで済ます人は
これからもっと増えるでしょう。
便利さの戦いでは、もう勝敗は明らかなので、
例えば、ロウソクが明かりをともす以外の
癒しやぬくもりの役割を持ち合わせているように、
あえて不便さの中に新しい意味や価値を見出し、
人間味を伝えていくことが生き残るためには
必要になってくると思います。