技術より愛

前々からずっと今までの料理のレシピを

まとめたものを作りたいと思っていて、

いざ言語化していこうとすると、

そのむずかしさに直面してしまう。

何気なく毎日の作業として行っていたことを、

いつもの感覚として身体に染み付いていたものを、

ひとつひとつ丁寧に書き出していく。

誰かに教えるという環境でもなかったので、

すっかりそんな技術を忘れてしまっている。

相手にわかるように伝えるということは、

少し遠回りして考えないといけない。

教えることは学ぶことだと言われる。

自身の経験でも、スタッフ教育や子育てから多くを学べた。

相手の立場になって考えることで、違う視点が見える。

人それぞれに理解度も違うから教え方も変わってくるから、

教え方にも工夫が必要になる。

同じようなことが仕事にも当てはまる。

サービス業に携わっているものならば、

相手に何かを伝えるという技術は欠かせないもの。

教えるのも伝えるのも本質は似ている。

こうすれば必ず伝わるという正解がないから、

それは永遠に答えのないテーマかもしれない。

ひとつ確かだと思うのは、どれだけ技術を磨いても

核となる気持ちや情熱がないことには、

本当の意味で相手に伝わらないような気がする。

いかなる表現活動も伝えてなんぼ、伝わってなんぼ、

まずは自分の想いの中にある愛をしっかり育てよう。

関連記事

  1. 戻れないことがある

  2. 何をいいと感じるか

  3. 体育会系の良し悪し

  4. 正しさより優しさ

  5. 少しずつ線を足していくように

  6. 表現の行く末

0
Would love your thoughts, please comment.x
()
x